物欲は持たない。モノを持たない。
ああ、きついお言葉です、下流老人。
最初にこの言葉を耳にしたとき、まさに自分のことだと確信いたしました。
あと数年で私も夫も定年、収入は激減します。
退職金はおそらくないでしょう。
家といえば、賃貸です。家賃が必要。
子供は独立しましたが、老いた父がいます。
いつ介護が必要になるかもしれない。
少し前まではお先真っ暗のこの老後を考えると、恐ろしくて恐ろしくて、気分も落ち込みがちでした。
今の生活はどうしようかと。
でも昨年の秋の、固形石鹸ひとつで私の心が変化していったのです。
というと、まるで危ないカルト宗教みたいですが!
少しずつ、少しずつなんですが、あれ?物なんてそれほど多く持たなくてもすむんじゃないか?と思い始め、生活全般を見直し始めているところです。
そもそも、若い頃からブランドものや流行りものには興味がなく、「シンプルイズベスト!」などと公言していた私ですが、実のところ、結構浪費家、無駄なもの買い大好き。
まあ根が横着人間なので、服装や持ち物はたいていいつも同じようなものに落ち着いてはいたのですが←あれこれ考えたくないため、それでも持ち物は少ないほうではなかったなあ。
つまり、芯のあるシンプル生活ではなく、横着系シンプルだったのかもしれません。
話がそれました!
で、今頃気づいたわけですが、所有しているものを減らしに減らし、執着心をもたず、欲をもたず、他人と比べることをしなかったら、老後なんて何も恐れることはないじゃないですか!
って、これ、修業が必要そうですけれどね。
日々これ修業。。。